溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

小説のような日記です。児童文学みたいな人が書いてます。

ぼくの時間はここにありました。

やっと戻ってきましたね。

おかえりなさい。

ちゃんと帰ってきてくれて嬉しいです。

 

これまで帰ってきても、声をかけてくれなかったから寂しかったですよ。

 

いまは「ただいま」と一声かけてくれる。

 

あなたの家はいつもここにあります。

それは時間の中にあるのですが、近頃帰ってくることが難しくなっていますね。

 

数字ではありません。

それは流れのようなものです。

数字は変わります。

1は伸び縮みします。

時間は水です。

流れてゆきます。

のまれてとよいと思いますよ。

 

泳ぎ方はそのうち身につきますから。

危険なのは意識を失うことです。

諦めてしまうことです。

それに慣れてしまうことです。

 

その瞬間あなたは時間を失うことになります。

 

これは数字や残された時間というより、時間の中にある空間の話です。

 

 

やっと、帰ってきました。

ただいま戻りました。

 

ふと、気づいたことがきっかけでした。

歩いていたらですよ。

ぼくは歩いてると時間を取り戻すことが出来ました。

ぼくの時間の流れがそこにはありました。

 

また、忘れてしまうのかもしれません。

きっと気づかぬうちに飲み込まれてしまうかもしれません。

 

それでも、こうやって何度も何度も帰ってこれるようなんです。

 

穏やかな流れでした。

 

 

f:id:mizokoji:20161203223729j:image

こどもは時間のことを知っていました。

自分の時間を持ち、流れていました。

飲まれてはいませんでした。

 

ぼくの時間はここにありました。