キスをしてる2人がいました。
それはただのキスではありませんでした。
そこには愛があり、それは写真で切り取られている世界でした。
上空では、爆音が飛び交っていました。
銃撃が繰り返されていました。
止まることのない殺戮は、いまも繰り返されていました。
キスをしています。
それは愛でした。
銃口がこちらを向こうとも、キスをしています。
どれだけ罪のない人が殺されようとも、2人はキスをしていました。
それは平和を示すものでした。
愛だったのです。
それはただの写真でした。
ただのキスシーンです。
それ以外の意味はありません。
ただの写真です。
そこには無数の思考が飛び交い、無数のわたしが声をかけました。
ぼくの想像を否定し、そのままを見ろと促しました。
ぼくはそのままを見ていました。
わたしもそのままを見ていました。
妄想なのかもしれませんが、それは許容されても良いと言っていました。
とてもオープンで、開かれていました。
そこには言葉があり、生まれてくる言葉がありました。
ぼくは知っています。
妄想を止めないで下さい。
それは現実なのです。
想像を止めないで下さい。
それも現実なのです。
妄想も想像も辞めなさい。
それこそが現実なのです。
すべては現実でした。
生きている世界はどこまでも広がってます。
それでもやり続けます。
目標や目的、夢はありません。
ただ、やり続けるのです。
いらないし、いるのだもの。