溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

詩的な日記小説です。児童文学みたいな人が書いてます。

待ってくれているから会いにゆくのだと思いました。

本当は怖かったんですよね。

夜道を歩いていてそう思っていました。

灯りもあまりありませんでした。

足元がおぼつかず、不安を覚えていました。

それでも山道は続きました。

やっぱりやめようとも思いました。

1人では怖いと思いました。

 

寒気がしました。

1人であることが不安でした。

1人であるはずなのに気配を感じました。

それは、ぼくが生み出した幻想のようなものでした。

 

しかし、引き返すことは出来ませんでした。

特に理由はありません。

行かなくてはいけないというより、体が望んでいました。

 

そこに行くことを知っていました。

だから、引き返しませんでした。

 

長い長い階段が待っていました。

息が上がり、汗が噴き出して来ました。

登っても登っても階段は続きました。

天まで続いていました。

どこまでもどこまでも、伸びて行きました。

 

それでも、引き返すことは出来ませんでした。

一歩一歩を確かめながら進むことに意味がありました。

深い意味はありませんでした。

それでも進んで行くことで出会いがありました。

人はいませんでした。

時折、人がいました。

 

出会ったのはそこにいました。

出会ったのはそこにいたのです。

ぼくのことを待っていました。

ずっとずっと待っていました。

 

いつの日もいつまでも、待ってくれていました。

変化はしています。

しかし、動くことなくそこにいました。

 

待っていてくれていました。

だから、ぼくは会いに行きました。

 

 

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熱海にいました。

昨日は来宮神社へ。

今日は伊豆山神社へゆきました。

 

暗い夜道、山道は怖いです。

長い階段は呼吸を乱しました。

 

だけど、待ってくれているから、ぼくから会いにゆくのだと思いました。

 

いままでも これからも。