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溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

小説のような日記です。児童文学みたいな人が書いてます。

あなたが守りなさい。

叫び続けていました。

向かう先のない混沌とした球体が鉛のように重たく、体の中を覆い尽くしています。

 

些細な一言が、行動が、体の中で駆け巡り、身動きを取れなくする。

 

やり場のない想い。

子供であることの歯がゆさ。

固定化された、同じ色で塗り固められた世界で、どんなに訴えようと、子供であるがゆえに、身動きが取れなかった。

 

泣き叫ぶことしか出来ず、そこでうずくまっていた。

 

ぼくは慰めようとした。

決してかわいそうなわけではない。

しかし、慰めることが良いとは思えなかったのです。

 

 

私はどこへでも行ける。

空を飛ぶことも出来るし、体から抜け出すことだって出来る。

目にだって、耳にだって、口にだってなれる。

私は何者でもない。

男でも女でもない。

人でもない。

 

細かいことはわかる。

とても小さいことはわかる。

目では確認することが出来ないほど私は細かく、小さい。

 

私は何者だ、生きている感覚などない。

そもそも、生と死の概念がない。

この世に存在していない。

 

しかし、たしかに在る。

ここにいる。

聞いて見てください。

触れて食べてください。

 

遠慮なさらずに、さあ。

 

守りなさい。

自分で守りなさい。

あなたは強い。

そして弱い。

何よりも、弱い。

 

声をあげなさい。

耳を澄まし、声をあげなさい。

 

音楽は鳴り止みません。

ずっとずっと、歌い続けるのです。

 

あなたはあなたが守りなさい。

 

 

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考え、感じ、動く。

すべて同時に。

 

水みたいに、流れてく。