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溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

溝井孝司のにっきです。児童文学みたいな人が書いてます。

どうせ逃げられないからねー

あの時もそうだった。

あの時といっても実際に体験しているのは、私ではないと思います。

 

でも確かにあの時もこうやって体を動かしていた。

 

思考に追いつかれないように。

とにかく振り払おうとしていた。

それでも、あいつらは追いかけて来るんだ。

 

絶対に辞めない。

永遠に追いかけて来る。

私は逃げることなど出来なかった。

だから、追いつかれないように体を移動させることにした。

 

結局あいつらは息を切らすこともなく、平然とした顔で私の隣に現れる。

 

そして、入っていく。

いや、戻っていく。

あいつらは淡々と作業をする。

それが仕事であるし、契約書も交わしている。

書面で交わした覚えはないが、確かにそうだと言っていた。

 

あいつらはとても真面目なやつだ。

サボることもしないし、不平不満も言わない。

ただ淡々と仕事をこなす。

 

私は逃げることが出来ない。

しかし誤魔化すことは出来た。

私自身の体を動かすし、移動すること。

実際には座ったまま、寝たままなんてこともあるが、私は動く事であいつらから逃れようとしている。

 

私も機械になる。

淡々と動作を繰り返すことで、私はあいつらから距離を取るのだ。

それは一時的なものと分かっていながら。

 

それでも止まることは出来ない。

止まるよりはそちらの方がマシなのだ。

 

 

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あの時と変わっていなかった。

不安や心配から逃れるためにとにかく動いていた。

体を動かしていた。

 

でも追いかけて来る。

絶対に歩みは止めないし、辞めることもない。

 

ずっとずっと距離を取っては追いつかれて。

 

ぼくもあいつもただ止まらずに、機械のように歩み続けるのだ。