溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

小説のような日記です。児童文学みたいな人が書いてます。

混沌とした世界が文字になること

海の砂浜を観察し、大地から受け取ること

 海に到着すると、砂浜の様子を観察するんだ。どんな風に砂が溜まっているかとか、どれくらい湿っているかとかね。砂浜って乾いていると足が沈んでしまったりする。それは結構楽しいもんだ。ふかふかしたクッションの上を歩いているみたいでね。でも雨が降った日の砂浜は様子がそれとは違う。踏みごこちが全然違うんだ。少し固まって、地面の中に何か潜んでいるような気持ちになる。僕はその硬さに緊張感を覚えるんだ。もしかしたら、落とし穴があって、そこに何かの生物が潜んで僕を待ち構えているんじゃないかってね。大地はいろんな顔を持っている。だってコンクリートの下ではきっと土が呼吸できずに悲鳴をあげているでしょう?土を踏みしめる時って大地と繋がっていてなんだか嬉しい気持ちとか、堂々とした気持ちになるんだ。僕はきっと足の裏からも何か大切な情報を受け取っているような気がした。そこに埋まっている何か。それは、飛ばされてきた砂の記憶かもしれないし、ずっとそこにいる土の記憶かもしれない。草木の根っこから伝わる生命力かもしれない。その奥に眠っている死者の声かもしれない。そう、だからね足元から伝わってくることにも意識をしてみたいって思ったんだ。そう、今書いていてね!笑 僕は見えてくることや聞こえてくる音に敏感なんだ。そこから声を聞くんだ。こんな風に言っているんじゃないかってね。それは警告のようにも聞こえるんだ。「人間は何をしているんだい?」ってね。風が吹き、木々がこすれる音に耳を澄ませる。それが歓迎されているときもあれば、そうじゃないような時もある。静けさだってそうさ。静けさの中には多くのメッセージが存在する。肌で感じる言葉。鳥肌が立つことがあるだろう?あれだってそうさ。肌で感じているんだ。僕は、日常の中で起こる偶然やたまたまから受け取る言葉を、こうやって文字にしているんだ。だから、あまり論理的とは言えないかもしれないよね。でも感じていることを言葉にするっていうのはそういうことからスタートだと思うんだ。そう、今日は昨日と違って全く違う自分になってしまったんだから。もしかしたら死んでしまったのかもしれないね。だってもう昨日の僕が感じているように戻ることが出来ないのだから。

 

どれが人間かなのかは分からないこと

 ただ余韻のようなものは体に残っている。あの海で歌っていたような感覚とか、そのなかで気持ちよく声が体の中を抜けていった感覚が。心地よくないことだってある。僕はSNSをあまり見すぎると心地よくない。淀んでくるんだ。体がね。体の中にいろんなものが入り込んでくる。もうとめどなく流れてくる。混乱を生む。そう僕は混乱しているんだ。いま、世界に混乱していまっている。私は混乱をしている。混沌としてしまった。僕は水のようなんだ。ずっとずっと川のように流れ続ける。海のように押し引きを繰り返す波を感じる。静かな湖のようでもある。雲になってどこか遠くに飛んでいく。流れていく。私は水である。みんなは人間だろ?っていうんだ。体の中には水があるんだ。胃だって、筋肉だって、膵臓だって、骨だって、目だって、舌だって、肩甲骨だって、髪の毛だって、みんな人間さ。そこにいる水も人間でそれは僕ってことになる。僕が持っているのだから。本当にそうなのか。人は何も所有することはできない。お金も土地も人も。なにひとつといって所有などできないんだ。勘違いしてはいけない。僕は人間ではない。脳に支配されている。いや脳が人間だ。目が人間だって可能性もある。そこにいる松の木は?あなたは誰?松の木は何も言わなかった。

 

受け取ったメッセージは津波によって流れていったこと

 図書館で借りてくる本でも時折同じようなことが起こる。見知らぬ誰かからの伝言を受け取る。読み進めるページには線が引いてある。これは誰からの伝言。長い年月をかけて僕に届けようとしてくれたメッセージなんだ。本の中にも誰かの余韻が潜んでいる。それは遠い誰かの声。そのメッセージを文字にし、音にする。水道管。水を流す。一方向に懸命に流す。流しすぎた情報は逆流した。声は戻っていった。適切な量を知らなくてはいけない。これはインターネットだ。止めなくてはいけない。情報は一方的に流れてくる。洪水だ。もう飲み込まれてしまった。津波が押し寄せる。もう止まることはできない。お前の行いが全てを引き起こした。津波は飲み込んでしまった。私の体を。大切な本を。長い年月をかけて伝えられた、あなたのメッセージを飲み込んでしまった。僕は大いに反省した。反省などできないがしようと試みた。申し訳ないと思った。遠いあなたに。本当は思っていない。自分を慰めたいのだ。ただそれだけのこと。津波に飲み込まれたのは、本だけではなく、大切な想いであった。そう思ひ出。受け取った言葉。伝え続けてきた想い。それすらも流れた。何もそこにはなかったように。私の中にあった大切な言葉を流していった。引いていった波の中にも、大切なものは残っていなかった。きっとどこかの誰かの元に流れて言った。それかきっとどこかを漂っている。沈んでいるのかもしれない。きっとどこかにある。水の中に。

 

 

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頭の中が混沌とし始めた。

書くことで流す。

 

昨日とは変わってしまう。

それも良いか。