読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

小説のような日記です。児童文学みたいな人が書いてます。

小説だし、日記だし書けばいい。

二人の思考と会話

 意欲的ではない。もともと意欲なんてものは存在しない。ただの妄想なのだ。妄想して気分が高揚し、疲れて果ててしまう。高揚している間はいいのだろう。これから何でも出来ると思う。何だってやれるのだ。毎日行動を繰り返す。ただひたすらやり続ける。今はどうか。言われたことをただやることしかできない。それすらもうまく出来ていない。もう振り回されることにうんざりしている。あいつはいつも好き勝手に言い始める。「俺は書く人だ。書いて書いて書きまくって、人に伝えるんだ。書いていると、ちょっとしたトランス状態に入れるような感覚があるんだ。文字がどんどん浮かび上がって空間が出来上がる。これってすごくない?一人で、誰にでも出来てしまう。これこそ創造さ。こういうことが今の大人には足りないんだよ。抜け出そうとしないからね。みんなと同じが安心なのさ。俺は違うよ。自分で作る。お金も居場所も。自分で考えて生み出せば作れるんだ。こんな簡単なことどうしてみんなやらずにへこへこ奴隷みたいに働いているんだろうね。俺にはさっぱり分からないや。戦争行けって言われたらきっと多くの人が行くんだろうね。そんな社会真っ平御免さ。みんな人の言うことばかり信じて、自分のことを信じちゃいないんだから。周りがいたら安心なのさ。それこそ妄想だよね。」

 「絵もお金と一緒。だからこれを作り続けることは貨幣を発行しているのと変わらない。だから、お金がなくたって大丈夫なんだ。これが普通の感覚だよ。みんなお金がなくなってしまうっていう不安に取り憑かれすぎている。お金はなくならない。発行するもんだよ。」僕はなぜだか少し納得してしまう。それはそうかと思ってしまう。だから、その間あいつは好き勝手に荒らしていく。曲が出来たんなて言い始める。ろくに音楽を学んでいない人間がだ。作詞作曲を始める。「まず、1曲出来たんだ。"とんび"って曲。鎌倉にはとんびがたくさん飛んでいて、食べ歩きしている人を狙っている。だから鎌倉観光に来る人に向けて作った歌。小高い山を登って座ってぼーっとしていたら思いついたんだ。2曲目もメロディを考えたら完成するよ。こうやって作り続けたらいいんだ。出来た曲もこれからまたギターの腕前が上達して行くからどんどんグレードアップされていく。そうやって積み重ねていけばうまく出来るようになってく。なんだってそうだよ。ちょっとずつ積み重ねないと。そういう積み重ねが人を喜ばせるんだ。僕はそうやって生きていきたいね。それが芸術なんだよ。表現なんだよ」あいつは好き勝手に何でもいいように捉える。僕はもう、うんざりなんだ。大人しくしていてほしい。別に僕に使命なんてない。ただ普通に生きたかった。それにしてはあまりにも自信がなさすぎた。僕には自信がないんだ。

 「俺、自分の書いてる文章読み返すと天才だなって思うよ。こんなに感覚的に書ける人なかなかいない。これは続けなきゃいけないって思うんだよ。だってこれ才能だもん。そして書くことは使命さ。俺を輝かせるためのね。そして、生きづらいって逃げ出すんじゃなくて自ら空間を作って堂々と生きるために必要なものさ。それに絵だって見てみなよ。こりゃ売れるなって思うよ。本当にお金を描いているみたいだってね。自分で生み出せるって、自分を信頼している。そして俺は、人と物をとことん信頼している。一人ではない。みんなが一緒に作っているんだ。何でもないその一言や振る舞いが俺に影響を与える。だから思いっきり自分をオープンにしているんだ。オープンにすることで開ける。どんどん流れて来る。そうして作品になる。俺の仕事のひとつが水門を開けることさ。みんな閉じちまってるからさ。淀みなく流す。濁ってしまったんじゃ勿体無い。こんなに輝いているんだからさ。人も輝かせる。これが、芸術活動さ。そんなんじゃうまくいかないって言われるようなことをとことんやる。そんなんじゃ飯食えないってことをとことんやる。やったことない人の言葉は信頼せずとことんやるんだ。耳を傾ける人が違うんだよ。あなたは芸術家ですねって言ってくれる人がいただろう?その人は俺がうまくいくことを願っているんだよ。そうやって俺の経済が回り始めることを見てみたいって思ってるんだよ。誰もやらないからやるんだよ。みんな本当はやりたいってことを避けてるんだ。子供の頃の願いを一番に遠ざける。そんなことがあっていいもんか。俺の一番の友達は子供の俺だ。そして子供の俺の友達はみんな友達さ。だってそうだろう。友達の友達は友達。みんな友達なんだ。みんなが俺のことを期待しているのさ。友達の活躍を見るって最高に幸せだろう。俺は俺を見て楽しんでもらうんだ。俺を見て、感動し、通じ合い、その人も自分の友達を感動させるために動いてしまうのさ。だから俺は動くんだ。見てもらうんだ。オープンになるんだ。俺はオープンなんだ。もともとそうさ。すべて信頼で成り立っている。俺は信頼している。だからオープンなんだ」

 もうやめくれ。何が何だか分からない。捲し立てないでくれ。静かにしてほしい。静かにしていたいんだ。一人で静かにしていたい。声が僕を混乱させるんだ。怖いんだよ。人が怖いんだ。僕は疲れてしまうだ。もう疲れてしまった。大きな音に。声に。疲れてしまったんだ。

 

 

f:id:mizokoji:20170508110725j:plain

小説みたいなものだから。

なんでも書いてみたらいい。

 

書き続けると書けてくる。

日記だけど。