溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

小説のような日記です。児童文学みたいな人が書いてます。

調子を整える意味でも書いています。

睡眠

 胸から喉元にかけて言葉にならない感覚のようなものがある。最近、寝ていても思考がずっと働いているような感じで、そのためか目覚めがあまり良くない。起きた途端に頭が行動を始めてしまうのでついていけなくて、苦しくなるのだ。昼寝していたら「夢の中で夢を見ていて、その夢から覚めることが出来ない夢」を見た。現実的には金縛りにあっていたのだが、こういうことがちょこちょこある。昼寝する時、眠りとの中間くらいに行こうと思って眠る。そうするとフワフワとした感じの場所にいく。睡眠の質って大事だなとも思うが、いまの状況も悪いとは思っていない。少し、思考が整理されていたり、思考が止まった瞬間の開放感もまた良い。それを知っているが故に止まらない状態は苦しくもある。とにかくいろんなことが気になってしまうのだと思う。SNSとか、人との連絡とか。未だに他者の反応を気にしてしまう。自然なことだとも思うけど。見られるということが過度のストレスのようだ。それなのに見られたいと思うこともある。生活があったらいい。僕は生活の中で生まれて行く。暮らしの中で自然と生まれる。思い描いていたような奇抜なものではなかった。奇抜さの中からは窮屈さが生まれた。自由なようでいて、僕は窮屈を感じてしまう。もっと家の中で生まれたい。自分の中。布団の上。そこから生まれればいい。何もかも整った環境じゃなくてもいい。布団の上からでいい。家の中からで良い。あるもので一発どりで良い。毎日毎日生み出されれば良い。それが繰り返しできれば良い。ずっとずっと永遠に運動を続けられたら良い。死ぬまで作り続けられたら良い。死に際まで何かを生み出し続けたら良い。死にながら生み出したら良い。理解されることはない。別にされようと努力しなくて良い。とにかく継続しなさい。そして蓄積して生きなさい。置いておきなさい。そこにそっと置いておきなさい。見返したり、聞き返したり出来るようにしておきなさい。生み出した数を数えなさい。文字数を、紙の枚数を、布の枚数を、歌の曲数を。止まることはありません。停滞しているように感じるのは、体という枠に捉われているからですよ。停滞などありませんから。手を動かしなさい。喉を震わせなさい。あなたに出来ること。それがあなたに出来ること。淡々と続けなさい。涙を流しなさい。ありがとうと言いなさい。すみませんは終わりにしなさい。伝えたいことはありがとうです。ありがとうと伝えなさい。

 

不安

 少し不安に感じているのかもしれない。1週間くらいは低空飛行ながら調子がいいと感じる。不調を感じながらも調子がいいと思えている。また、大きな不安が襲ってくるのではないかと思っている。言葉にならない感覚がある、胸から喉元にかけて。それを停滞と感じてしまうのは自分の体に捉われ過ぎているのだとも思う。

 朝の調子はあまり良くない。そのことが不安を生んでいる。書くことで調子を整えている。指先の動きで細かく調整を始めている。それでも胸から喉元にかけて存在するなんらかの感覚が顔を出してくる。焦っても仕方ないのかもしれない。とにかく書くことで運動を続けるしかないのかもしれない。蓄積していくしかないのかもしれない。文字を書き続けることしか出来ないのかもしれない。そうやって貯めていくことしか出来ないのかもしれない。このまま死んで行くのかもしれない。布団の上で。それもいいのかもしれない。誰の目にも触れずいなくなっていくのかもしれない。寂しいと思うことはないのかもしれない。自然の流れだと思えばいいのかもしれない。今回はそういう運命だったと思えばいいのかもしれない。そんなに気にすることもないのかもしれない。

 

聴覚

 工事をする音が聞こえる。ゴミ収集車の明るい音楽が通り過ぎて行く。少しつめたい風が部屋の中を通って行く。咳払いをする声、足音。車が通り過ぎて行く。カラスが鳴く。「カァ、カァ」「アァ、アァ」鳥が鳴いている。また文字には出来ない。「ピェ、ピェ」バイクが通り過ぎて行く。救急車の音がする。ヘリがまた空を飛んでいる。窓ガラスが揺れる。なぜヘリは飛んでいるのだろうか。安全のためなのだろうか。ヘリは何のために飛んでいるのだろうか。いつもいつも飛んでいる。「ピンポーン」チャイムの音が聞こえる。家にはチャイムがついていない。どこか遠い家のチャイム。どこかにやってきた訪問者。トラックが通り過ぎた。重低音で響き渡る。バイクは軽い音がする。軽快そうに通り過ぎる。遠いところにやってきた訪問者の声は消えていった。絶えず音は鳴り響いている。無音などない。微かな揺れを耳はキャッチしてくる。木々がこすれる音がする。犬が吠えている。いつもの遠吠えをする犬とは違う犬のようだ。ガラスが揺れた。「ドン、ドドン」と揺れた。ゴミ収集車のメロディがまた鳴った。聞こえなくなった。なったような気がした。鳴っていないかもしれない。それは分からない。混じり合う。音が混じり合う。声がメロディーが。混じり合ってた。

 

 

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朝は低空飛行である。

調子を整える意味でも書いています。