溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

小説のような日記です。児童文学みたいな人が書いてます。

題名。

目覚め

 眠ったこともあったかもしれないです。よく眠っていました。起きると爽快な気分があったことを知っています。そういう時もあります。いろんな時があります。一つということはありません。毎日が微妙にズレて生きます。ズレることが正しい位置から移動してしまったとは限りません。ズレを認識すればいいです。それが毎日の行いです。調子はどうですか?都合がいいようには毎回いかないこともありますよ。言葉を産む。言葉を熟む。言葉を績む。言葉を紡ぎ、織り始める。緯糸を活かすには経糸が必要。経糸を活かすには横糸が必要。あの頃とは何か変わってしまったのかもしれない。大きくではない。あなたは進んでいた。踏み出したのだ。あの頃から。抜け出した。抜け出ていた。

 

星屑木兎

 みーさんの誕生日会に友人が来てくれた。海でえみーがみーさんのお祝いで詠をうたってくれた。たこやきをした。なつことよちがきた。お花を添えてくれた。お茶やお菓子をもらった。絵を描いた。それは絵と言えるのだろうか。動きであり、音。ドローイング。線。線から生まれたことが嬉しかった。嬉しかったです。ケーキにロウソクを添えて、歌を歌った。暗い中で。ロウソクの灯りが、心地よく見えた。たこ焼き。ケーキ。たこ焼きケーキ。たことウインナー。餅。キャベツも。ケーキはほろ苦。ビタースイーツ。それでも甘みはあった。ケーキだった。チョコチップはザクザク。ザックザク。頭蓋骨まで響いてくる。それが好き。ザクザク。ザックザク。頭の先まで響いてくる。それが心地よい。ザクザク。ザックザク。絵から人は見える。それもまたいい。たこ焼きは丸い。球体。まりも。年月をかけて丸くなる。まりもたこ焼き。まりもとたこ焼き。藻。藻。藻。もずく。もずく。星屑。星屑になろう。無数の星。星屑。星屑。星屑。星屑。星屑。星屑。ひとつひとつ星屑に星屑と名前をつける。「君も君も。君も君も。君もだよ」星屑。その星に名前をつけよう。星屑に名前をつけよう。自分の星を持つのだ。あの星が星屑。星屑。星屑。星屑。星屑星屑。星屑。星屑。星屑。星屑。木兎。星屑木兎。あの星は星になった人の星。何千光年先の星。ナン億光年先の星。詳しいことは分からない。ただ見えていることはわかる。星屑が見えていることはわかる。木兎が泣く。木兎は泣いていたのだ。星屑に聞こえないように。星屑には分からないように泣いていたのだ。星屑は知っていた。木兎のことをずっとずっと見ていたから。木兎は森の中にいた。詠をうたった。木兎は詠っていた。そうやって生きてきた。星屑は見ていた。そのことを見ていたし、聞いていた。名もない星は、ただ木兎の存在を知っていた。木兎から音楽が流れていることを知っていた。木兎の声は森中に響き渡っていることを知っていた。星屑は終始眺めた。木兎が咏い終わるまで。ただ眺めていたのだ。口を挟まなかった、木兎は口を挟まない。そのことを知る由もなかった。木兎は星屑のことを知らない。星屑は大地に中で眠っていた。星屑にとって大地は布団のようなものだった。星屑と眠っていた。木兎は泣いていた。また泣いた。星屑木兎。木兎が見た朝日は昨日とは打って変わって、明るかった。昨日までの木兎は朝日から逃れたかったのだ。木兎は陽を浴びる。木兎の舞台。星屑はそれを見ていた。星屑は朝日を見ていた。差し込む瞬間を逃さなかった。星屑は眠った。また眠ったのだ。眠いわけではない。眠いことを星屑知らない。木兎はまた詠った。

 

 静か。風はあまり吹いていない。車は通り抜けて行く。横を通り抜けて行く。縦とは言わない。私の縦を通り抜けて行く。ことのはじまり。琴のはじまり。琴線に触れる。琴線に触れた。音色。音の色。グラデーション。白と黒。鼠色。鼠は袋の中で過ごした。チーズの袋。誰にも見つからずにチーズを集めた。六本木の道でチーズを集めた。六本木ヒルズの植木に鼠は住んでいる。鼠にとっては食料が手に入ることが重要。人の目を盗み、チーズを集める。鼠はチーズをかじった。「チーズに空いている穴はどうして出来るの?」と子供は言った。母親は「ネズミがかじったのよ」と言った。鼠はそのまま眠っていた。満腹だったのだ。チーズの香りは袋の中で広がっていた。濃厚な、芳醇香り。人はそのことに気づいてなかった。チーズ。チーズを乗せた。お皿の上に。お酒のつまみにした。ワインが進んだ。カチンと音を鳴らして乾杯をしている。鼠はチーズに噛り付いた。穴が一つ。穴が一つ。穴が一つ。チーズには穴が空いた。背の高い紳士がそのチーズを食べた。ただ食べた。鼠はその姿をじっと眺めた。鼠は思ったのだ。鼠は思いを巡らせたのだ。口を開け、かじる。その姿をただ眺めた。スローモーションでその姿を見た。鼠には到底想像もつかない様子だった。鼠はかじった。ただチーズをかじっていればいいと思った。また、紳士はチーズを取り食べた。大きな口を開け、ワインを一口注ぎ込んだ。人の声が迷子になっていた。鼠は交通整理をした。迷子になった声を元の場所に戻してあげた。その声からはチーズの香りがしたのだ。

 

f:id:mizokoji:20170608070459j:plain

いいんだ。

書いてれば。

 

言葉になっているよ。