溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

小説のような日記です。児童文学みたいな人が書いてます。

20170713

バス

 久しぶりに深く眠れたような感覚があります。と言っても夢は見ていました。昨日まであまり眠れた感じがしていなかったのと、暑さにバテ気味になっていましたが、曇り空で涼しいからか、今日は過ごしやすそうだと期待している。僕はバスに乗っていた。深夜に出発する夜行バスで、旅の帰り道だった。気づけば逗子のあたりまで来ていた。どうも足場の悪い岩場をバスは走っているようだった。気がつくと、そのまま力なくバックしていき、落ちて行ってしまった。バスには水が充満して来た。そこで隣にいた運転手を見ると、すっかり眠っていたようで僕は声が出ないのに声を出した。すると運転手は飛び起きて、ドアを開けバスから逃げ出した。続いて僕たちもバスから逃げ出した。転落事故だった。海の中に落ちていたのだ。死者は出なかったが、増田くんが血相変えて怒っていた。そんなことは珍しかったが、増田くんは不安だったのだ。そのことを知った時に「そうか、増田くんは不安だったのか」と僕は初めてそのことを知ったような気がした。3年間同じ教室で過ごしていて、2、3年は名前順で前後の席でずっと一緒だった。増田くんは不安だったのかと初めて、いま彼を見て知ったのだ。僕は僕のことで必死だったから、彼の本心を見ていなかったのだと思った。

 

夢と現実と無意識

 僕たちはグラウンドに集合し始めた。僕は野球部の部員だ。もう直ぐ甲子園をかけた夏の予選大会が始まる。僕は期待に胸膨らませた。今回は選ばれるのがわかっていたからだ。僕は何度も何度も夏の予選のメンバー発表の瞬間を繰り返している。その度に落選し肩を落とした。そして「僕のやって来たことは全て無駄だったのだ」と落ち込み、僕のして来たことを恨んだ。なんで、結果も出ない練習を繰り返したのかと徹底的に避難した。これは夢だ。しかし実際に起こった出来事でもある。だから、僕は繰り返した。この経験の捉え方を変えていくことが出来るのか夢で試した。いつまでもメンバーに入ることは出来なかった。ようやく今日、僕はメンバー入りを手にできそうだった。それに、野球を楽しいと思っているし好きだと思っている。野球をすることは楽しかったし、大好きだったと思っている。野球をしていたのはもう10年も前のことだ。その当時のことを僕はずっと引きずっていた。メンバーに選ばれなかったことを。しかし、それは監督の都合であるし、チームの都合だ。選ばれなければそれで終わりなのだ。だから、僕は夢の中で自分を自分で選ぶことが出来るのか試したのだ。無意識の中で行われ続けていた、当時の否定的な体験を繰り返し繰り返し捉え直そうと、夢を繰り返した。もう誰かに選ばせるのではなく、自分が自分を選ぶことができるか、選出することが出来るかにかかっていた。自分で選出できない限り、僕は自分自身を否定し続けるのだろう。当時のことを是程的に捉えることが出来ないのだろうと思っていた。今日ようやく選出するところまでこぎつけたのだ。僕は誰かに選ばれなかった悲しみを、自分自身で選出することが出来るようになったことで、何か自分自身への信頼を取り戻そうとしている。当時の僕がしていた努力を、自分自身が否定せずに受け入れるということだった。夢はいつまでも現実的だ。無意識は意識的だ。そのことを忘れてはいけない。そして無意識を試すのだ。無意識で試し続ける。無意識へダイブする。海へ落ちていく。潜り込む。そこから逃げてはいけない。その世界を見えるようにする。見えるものだけを見えるのではなく、見えない世界を描くのだ。そのために書いているし、描いている。

 

 僕が水の中にいるときは深い世界に入り込んでいる予兆なのかもしれない。水の中へ潜った先に、無意識が隠されている。僕はそこを見たいし、描きたいのだ。そこで音楽を聴き、香りを嗅ぎ、味わう。そして、その質感に触れたい。そのことを描きたいのだ。水自体になりたい。水を触れているとき、僕は近づいている。水の質感を感じたい。水の香り。水の味。水自体になる。水の声を聞く。それは羊水の記憶。水の記憶。水の声。

 

工夫

 源氏山公園の方面を散歩する。朝早かったが直ぐに陽が出て来た汗だくになる。蝶々が花の蜜を吸っていた。車にひかれた蝶々を見て、悲しくなった。落ち葉の中へ埋めた。家の中はサウナ状態。真っ先に窓を開けると風が通ってくる。それでなんとか持ちこたえる。牛乳を買って、カフェオレを作る。氷を入れて冷やしてアイスカフェオレ。ちょっとハマっているのです。図書館でパウルクレーの画集や本を図書館で数冊借りて来た。以前、たまたまパウルクレーの画集を見てこの人の絵好きだと純粋に思えた。もう少し研究してみようと思って借りた。他には今は宮沢賢治銀河鉄道の夜も読んでいる。暑いと本を読むことに集中できないが、歌詞を書き出してコードを振るのも最近ハマっている。昨日の残りのカレーを使ってカレーラーメンにする。夜のそうめんのために少し取っておく。陽が暮れて来たので、ギターを持って海へ。風が強く砂が飛んでくるので断念。近くの公園で弾き語り。椅子があったのでそこで。椅子があると歌いやすいなと思った。地べたは腰が痛くなって来てしまって。夜ご飯は予定通りそうめん。みーさんが帰って来て、僕が夏バテ気味なのを見て保冷剤で冷やしてくれたり、朝暑くないようにと雨戸を半分閉めて、陽が家の中に入りすぎないようにと工夫をしてくれた。「こう言う風に工夫するのが好きなんだ〜」と楽しそうにしているみーさんを見て、僕は感服するのみであります。本当に生命力のある人。最近は、グッドナイト・ベイビーをよく歌っている。

 

 

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夢を見るのも立派な仕事だ。

自分との対話である。