溝井孝司のちゃらんぽらんちゃん。

詩的な日記小説です。児童文学みたいな人が書いてます。

20170726

鳥の巣

 鳥の巣が転がっていた。もう使わなくなった巣なのだろうか。鳥の巣はとても頑丈に作られているように見えた。一本一本、木の枝やビニールのような素材のものまでどんなものでもうまく拵えていた。それでもそれはとても頑丈で、そう簡単には崩れそうにもなく、一本が積み重なり作られた巣をみて私は感心したというか、鳥さんに見習わなくてはいけないと考え、鳥さんが私の師匠となっていました。見渡しても鳥さんの姿はなく、ただ創作物だけを残していきました。鳥さんは生活のための創作をしているように思えた。生活の中に創作があるのだ。それは生きるためであり、命に関わる問題だからなのだと思った。小さい頃から親の姿を見て来た。親から巣作りを学び、そして自分の子にもその巣を作る。必要な創作なのだ。ただ、必要だからやっているし、そこに意味はないのかもしれない。意味を考えてやっていないし、ただ本能的に鳥さんは枝やビニールを集めて固めてゆき、巣を作っていた。その緻密さに私は脱帽していました。私は巣に憧れのようなものを抱いたし、私も巣が作りたいと、形ではない巣を作っているようなそんな感覚があり、私は鳥さんからもっと多くの教えを請わなくてはならぬと強く誓ったのである。

 

勇者

 肉じゃがの余ったつゆに、炒めた鶏肉と大根を投入。そのままグツグツ煮込んで大根の煮物に早変わり。肉じゃがも美味しくできた。ホクホクが体の中にどっしりと入り込んで来るじゃがいものおかげで僕は地に足がついていくような気がしまして、じゃがいもありがてえなとじゃがいもを見る目が僕の中で変わりつつあったのです。それでもそのじゃがいもからのバトンを受け取ってやっぱりそこには大根を入れたくなってしまう僕は、大根をどれだけでも煮込んでやりたいという欲求に駆られているのである。とにかく煮込んだ大根が食べたい。月に2回ほどやってくるその衝動は、僕は大根の元へ走らせるし、スーパーに並ぶ大根にすぐさま手を伸ばさせるのだ。本当は大地に突き刺さる大根を、勇者の剣を抜くように、毎回抜くことができたら幸せだとも思うが、まあそれと同じような感覚で、スーパーに並べられた大根を勇者の剣のように選び「君が僕の相棒だ!よろしくな」と行った具合に、レジのお姉さんにこれくださいと大根を差し出す僕の姿を一体何度見せているだろうか。特にそのことをレジの方々は触れることもなく、ただただ「大根一点入ります」と大根を一点と呼び、大根が買い物カゴからもちお会計済みのカゴへ映されていく立役者としての立ち居位置を崩すことはないのだ。僕はカゴからカゴへ移された大根をまだかまだかと待ちわびているし、勇者には剣だけでなく盾や鎧も必要だということで、勇者の盾になるトマトや、勇者の鎧になる鶏肉なんかも、僕は万屋で購入するわけだ。本当は、盾や鎧も畑かなんかでその場でこしらえることができたら良いんのだろうが、そんなことは言ってられない。僕は万屋で勇者になるための道具を揃えるのだ。勘違いしてはいけないが、僕は勇者になるための道具を買い揃えて勇者になるのではなく「あなたは勇者だ」というお告げがあったような気がして、買い揃えているわけなので、決して勘違い野郎とは思わないでほしいし、まだ勇者なんておこがましいですよとちょっと遠慮気味にこの万屋に並んでいるわけだ。「いやあ、まだわかんないんですよ。ただ、なんとなくやってみたいというか、挑戦してみたいというかお告げがあったというか、だから冒険に出る支度を整えないといけないななんて思ったりもして、いやでもひのきのぼうから始めるって手もあったのですけど、なかなか手強い敵もいるもんでして、僕そんなに自信がないのでだったら買い揃えちゃおうみたいなそんな気持ちでもあるんですが、いやいやでも素っ裸でも行きますよ。もちろんこれは冒険ですからね。だけど、相手は魔王ですからそれなりに揃えてから行きたいわけですよ。危険危険。スライムばかりじゃないですからね。世の中は。スライムにだって僕やられちゃったりするんですから。なんていうんですかね。僕、自信ない系の勇者なんですよ。なんでも買い揃えたくなっちゃうというか。いやいや、自信ある系の勇者もなかなか危険なもんですよ。肉体ひとつで旅に出ちゃうんですから。それじゃ武闘家じゃないですか。一応、僕勇者なんでそれなりの身なりとか気にしないといけないですし、どちらかというとみんなさんが期待しているのって、勇者としての見た目の方なんですよね。あまり力とか実力とかは評価の対象ではないんですよ。笑ってしまいますよね。実力主義とか言いながら、表面見ていますから。とはいえ、面接官もプロですもの。そう、何人もの勇者をなぎ倒して来たプロを相手にするわけですから、やっぱり僕もそれなりの準備をしていかなくてはいけないと思うわけですよ。今回は勝ちに行きますよ。そんなわけですので、今、勇者の剣と勇者の盾と勇者の鎧を購入しようという経緯に至ったわけですよ。ははは。」

 「707円になります」

 とまあ、いろんないざこざがありながらも大根と鶏肉とその他もろもろをゲットして大根の煮物にありついたのでした。

 

蚊帳

 我が家に蚊帳が登場した。まさか蚊帳の中で眠る日が来るなんて思ってもいなかったが、これが思っている以上に快適なのだ。まず、蚊帳に包まれた空間がいかにも寝るための空間として捉えやすいので、眠りやすいように感じること。そして電球の明かりなんかも布を通して入って来るので、幾分か優しく感じれる。そして蚊の恐怖に襲われないこと。これが何よりもこの夏の強い見方であるように思う。耳元プーンがどれほど恐ろしいことか。夜なんてもう見つけるの困難で一夜を共にしなくてはいけない。気になって気になって眠れなくなる。恐ろしい。考えただけでも恐ろしい。実際にここ何年か寝不足になったりしてたこともあったので、今回蚊帳がやってきたのはこの夏最大のビックイベントになっているのかもしれないと思うわけであります。蚊帳も糸であり、布であるわけで、近くで見てると不思議な気持ちになって来たりするわけです。この布が僕の安眠を支えてくれているとそう思うと、1枚の布でどれだけ世界が変わるのだろうとそんなことを思いながら、昨日はよく寝れましたありがとうである。

 

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1週間くらい調子が落ち気味で昨日の夜抜けた感じがした。

今日は調子が良いと感じられる。

調子が良くても悪くても続ける。

その中でどうやって出力するかを実験する。

そんなことしてます。

 

月の影響とかありそうだな。

ここ数ヶ月は新月に向かうにつれて調子が落ちて来る気がします。