創作と探検の日記。

文、絵、歌、布など自給しています。

20171015

ピーターパン

 少し揺れている。揺れては止まっている。止まってはまた動き出す。これは目的地に向かっているのかもしれないし、ただ揺れているだけで全くそれは動いているとは言えない可能性もある。それはどちらでも構わないことだった。笑い声と共に響き渡るのは、歓声、欲求、衝動、めくるめく風、保つ理性、破壊される人格、横揺れ、横に移動。その連続は私たちをどこへ連れて行くのか。全く理解されないこの衝動。理解とは誰に。私自身だろうか。空を飛んでいたのはピーターパン。目撃されてはならぬその姿は鳥となった。「人間はまだ鳥としての記憶を持ち合わせている」とピーターパンは言った。「忘れているだけ。忘れているだけ。鳥は自分が飛べないなんて疑うことはないだろう。人間はどうして生きているのかなんて人間として存在することへの疑いを持ち始めるのだろう。僕は疑問だよ。全く疑問だね。」それは否定でもなく、鳥としての記憶を持ち合わせていた男の子の言動であったし、大人たちがその声に耳を傾けることなどなかったのだ。しかし絶えず、さえずる。囀りに目を覚まし、軋轢。不安と葛藤を抱きながら、その矛盾の中で揺れ動く、縦揺れ。次は前に進む。景色は横に移動。景色が移動しているのか、私自体が列車に運ばれているのかはどちらでもよかった。川の流れと変わらなかった。川の流れに対して正面を向いているか、反対を向いているかの違いだった。横の可能性もある。その違いが大変な軋轢。威圧。男たちの威圧。武力行使。大地はクレーンによって削られ続けた。武力による弾圧。大地は語りかける。「忘れるな、忘れるな」大地を所有し始めたのは人間にとってもっとも大きな過ちだったことは言うまでもなかった。コンクリートに埋め尽くされた時にもっとも被害を被っていたのもまた人間である。ピーターは危惧。危機感。焦燥感を抱き、今ももがき苦しむ。ピーターは心の純粋な子であった。人の痛みがわかる子であった。その感覚を麻痺などさせることはなかった。する必要もないとそう言って、また痛み分け。自分を責めることもなかった。ただ受け取った分を素直に消化、食道、空洞、水道管を経由して水の流れ。川に沿って流れ始めていた。気づけば街の風景は変貌。これは川に乗ってきたからではなかった。川の中に目を向けた時、その奥の奥にこの街は存在。高層ビル、住宅群、工場、工場、工場。汚染水。汚染水の浄化。水道局への宣言。水に対する冒涜。それでも分解、分解。全くなんの異変もなかったのは水の力によるところが大きかった。私たちは一体何に対して恐怖を抱き、怯えてきたのだろうか。それは暗闇か、能力の低さか、知識のなさか、弱肉強食の世界。食われる。食われる前に殺せ。殺せ。ピラミッド建設。砂漠の一粒の声。俺たち。俺たちによる氾濫。砂の氾濫。溢れ出す砂。砂による津波。被害を及ぼしたのは大都市に限ってであった。主要都市が商用であるならば地方都市に存在やいかに。まるで当てつけ。まるで決めつけ。決められた世界。小さな世界で十分。半径1メーター。ただそれだけ。手の届く範囲。それだけで十分。それだけで宇宙。暗闇。トンネルへの接続、応答、応答せよ。応答せよ。立ちくらみ、嘔吐。漏れ出す汚物。包み込む風、一体となる都市。隠された汚物。有害物質は空を漂うが、汚物は処理。目に見えるものから対処。対応。見えるものを最優先。生まれた代償を支払うこと。生まれた瞬間に代償を背負っていることを忘れていた。しかし、それすらも幻想、幻覚、幻聴。

 

VIP

 どうも私自身が大切に扱われていないようなそんな気分に陥ってしまいます。私はこれまでVIPを対応。特別対応。その結果劣等感。劣等感からくる嫌悪。威圧、検討の末、退職。まるでわからなかったのです。一体何がそこまで特別なのでしょうか。ミスをミスとして捉える私たちの愚かさ。特別扱い、人にされてどうするのだろうか。自らが特別扱い。当たり前のこと。どうして他人の扱いに一喜一憂、左右、上下に揺れる。いちいち反応。反省。寝込む。黙り込む。それに効果、効能はあるのか。劣等感からきていることを忘れてはいけない。無視してはいけない。なすりつけることはできない関係性。関係性の上で成り立つ心理的反応。上下関係、好き嫌い、嫌悪、嫌悪。駆け回るのは子供たちだった。複数に見えていた。一人の子供が複数に見えた。青、赤、赤、赤。あまのじゃく。駆け回る。鼻先に漂う重圧。目元を覆う静寂。これこそが緊張感。緊張感の中で得たものは何か。危機管理、危機管理、震災に備えよ。毎日震災が起きていることを知っているか。ある者の下では大地は揺れている。しかしそれは特定されているわけではないのだ。混乱の中で見つけたのはハルジオン。限定的なハルジオンだった。どこにでも咲いていると言い始めたのは怠慢と傲慢の連打、連打。

 

蜘蛛の糸

 落ち込んでいるようで墜落はしない。その間保てているようで保っている気もしないが、どこか蜘蛛の糸で粘る。待機。切れることは今の所なし。心細く見える糸は力強く、決意の表れのようでもあった。これでやっていくそうやって何度意気込んできたのだろう。目標がそんなに必要かい。男は言った。そんなことよりも続けたらどうだい。気分が良かろうが悪かろうがただ続けられることを見つけるのさ。それが最優先。やりたいことを見つける必要ない。ただ言っていたことをかたっぱしからやればいい。大抵お前は言っているし、書いていた。書き記している状態を忘れてはいけなかった。それこそが付箋。過去からの遍歴。捨て去ることのできない記憶。対峙する記憶。まばゆい雲。木陰を失った地球こそ恐怖。雨宿りも、太陽を避けることもできない状況。それこそが危機的状態。やりたいことがないなんて口にしてはいけない。関係のないことだ。それならやってみることが重要。数はやったか。数をこなしたか。それだけのことだった。私には数をこなした経験があった。結果は出たのか。結果を出すためにやっていたのか。試合ではない。毎日が結果。その連続の中にいるだけでよかった。試合のために練習してどうする。試合のために結果を求めてどうする。毎日の連続である。その産卵に注目せよ。数に注目せよ。徹底した行動を繰り返せ。そうして電車は止まった。

 

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これから渋谷の文化村で行われている「オットー・ネーベル展」へ。

東京行くの久々。

 

パウル・クレーの作品もあるので楽しみ。